格安SIMに近い料金水準で利用できることから注目を集めている「楽天モバイル」と「ahamo」。どちらも人気のある通信サービスですが、料金プランや通信の仕組み、サービス内容には違いがあり、どちらを選べばよいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、楽天モバイルとahamoを料金・通信速度・データ容量・サポート体制など12のポイントから比較し、それぞれの特徴をわかりやすく整理します。あわせて、どのような利用スタイルの人に向いているのかも解説するので、自分に合ったスマホプランを選ぶ際の参考にしてみてください。
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【比較】ahamoと楽天モバイルはどっちを選ぶ?特徴の違いをわかりやすく解説

料金やサービス内容を細かく見ていくと、ahamoと楽天モバイルにはいくつかの違いがあります。それぞれのポイントを理解しておくことで、自分の使い方に合ったスマホプランを選びやすくなるでしょう。
ここでは、ahamoと楽天モバイルを12の項目に分けて比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントを紹介します。
ahamoと楽天モバイルの比較① データ容量
データ容量の仕組みは、両サービスで大きく異なります。
楽天モバイル
楽天モバイルは、データ使用量に応じて料金が変動する仕組みを採用しています。
最大の特徴は、データ通信を実質無制限で利用できる点です。
月間データ量が少ない場合は料金が安く抑えられ、動画視聴やテザリングなどで多くの通信を行う月でも追加チャージを気にせず利用できます。通信量の変動が大きい人にとって使いやすいプランといえるでしょう。
ahamo
ahamoは、30GBまたは110GBの2つの容量プランから選ぶ形式です。
毎月の通信量がある程度決まっている人にはシンプルでわかりやすい仕組みですが、データ使用量が少ない場合は容量を持て余すこともあります。また、大容量通信を行う人にとっては110GBでも足りないケースがあるかもしれません。
ahamoと楽天モバイルの比較② 料金プラン

月額料金の柔軟さでは楽天モバイルが特徴的です。
| 項目 | 楽天モバイル(最強プラン) | ahamo |
|---|---|---|
| 基本料金 | 1,078円〜3,278円 | 2,970円 |
| データ容量 | 無制限 | 30GB(大盛りで110GB) |
| 容量超過後 | 制限なし | 最大1Mbps |
| 通話料 | 無料(Rakuten Link使用) | 5分以内無料(標準) |
楽天モバイル
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、データ使用量に応じて料金が変わる段階制です。
- ~3GB:1,078円
- 3GB~20GB:2,178円
- 20GB以上:3,278円(無制限)
データ利用が少ない月は安く、大容量通信でも一定料金に収まる点が魅力です。
ahamo
ahamoの料金はシンプルな定額制です。
- 30GB:2,970円
- 110GB(大盛り):4,950円
毎月一定量のデータを利用する人にとっては管理しやすい料金体系といえるでしょう。
ahamoと楽天モバイルの比較③ 通話料金

通話の仕組みも両者で大きく異なります。
楽天モバイル
楽天モバイルでは、Rakuten Linkアプリを使うことで国内通話が無料になります。
通話時間の制限もないため、長電話が多い人にはメリットがあります。
ただし、標準の電話アプリを使う場合は通常の通話料金が発生します。
ahamo
ahamoには専用通話アプリはありませんが、標準の電話アプリで5分以内の通話が無料です。
短時間の通話を頻繁に行う人にとっては便利な仕組みといえるでしょう。
ahamoと楽天モバイルの比較④ 通信速度
通信速度の平均値では、ahamoが優位といわれることが多い傾向です。
楽天モバイル
楽天回線を利用した通信サービスで、近年エリア拡大とともに速度も改善されています。
平均ダウンロード速度は約80Mbps程度とされており、日常的なスマホ利用では問題ないケースが多いでしょう。
ahamo
ahamoはドコモ回線を利用しているため、通信速度の安定性が高いと評価されることが多いサービスです。
平均ダウンロード速度は130Mbps前後とされており、楽天モバイルより高速な傾向があります。
ahamoと楽天モバイルの比較⑤ 対応エリア
対応エリアの広さもチェックしておきたいポイントです。
楽天モバイル
楽天モバイルの4G人口カバー率は約98%とされています。
近年は基地局の増設が進み、都市部では利用しやすくなっています。
ahamo
ahamoはドコモ回線を利用しているため、全国的に広い通信エリアをカバーしています。
基地局数も多く、地方や郊外でも比較的安定した通信が期待できます。
ahamoと楽天モバイルの比較⑥ 販売機種
スマートフォンのラインナップにも違いがあります。
楽天モバイル
楽天モバイルでは
- iPhoneシリーズ
- Galaxy
- Xperia
- 楽天オリジナル端末
など、比較的幅広い機種を取り扱っています。
ahamo
ahamoでもiPhoneや人気Android機種を購入できますが、選べる端末は楽天モバイルより少なめです。
ただし、ドコモオンラインショップで端末購入が可能なため、選択肢自体は十分あります。
ahamoと楽天モバイルの比較⑦ 対応機種
対応機種については、両サービスで大きな差はありません。
楽天モバイル
楽天回線対応製品として公開されている機種であれば、基本的に問題なく利用できます。
ahamo
ahamoでも公式サイトに掲載されている対応端末であれば安心して利用可能です。
契約前には、利用予定の端末が対応しているか確認しておくとよいでしょう。
ahamoと楽天モバイルの比較⑧ キャンペーン

キャンペーンの多さでは楽天モバイルが特徴的です。
楽天モバイル
楽天モバイルでは
- ポイント還元キャンペーン
- 紹介キャンペーン
- 端末割引
など、さまざまな特典が実施されることがあります。
ahamo
ahamoでも
- dポイント還元
- 光回線とのセット特典
などのキャンペーンが行われていますが、種類は楽天モバイルより少ない傾向です。
ahamoと楽天モバイルの比較⑨ オプションサービス
提供されるオプションも一部異なります。
楽天モバイル
主なオプション
- 15分通話かけ放題
- 留守番電話
- 端末補償
- 国際ローミング
など。
ahamo
主なオプション
- 通話かけ放題
- ケータイ補償サービス
- キャリア決済
などが利用できます。
ahamoと楽天モバイルの比較⑩ サポート体制

サポートの方法にも違いがあります。
楽天モバイル
楽天モバイルは
- 店舗
- 電話
- チャット
など複数のサポート方法が用意されています。
ahamo
ahamoは基本的に
- チャットサポート
が中心となっており、対面サポートは限定的です。
ahamoと楽天モバイルの比較⑪ ポイント還元

ポイントサービスも選ぶポイントのひとつです。
楽天モバイル
楽天モバイルでは、利用料金に応じて楽天ポイントが貯まります。
さらに楽天市場でのポイント倍率が上がる仕組みもあります。
ahamo
ahamoではdポイントを利用できます。
ドコモサービスやdポイント加盟店をよく利用する人には便利でしょう。
ahamoと楽天モバイルの比較⑫ 支払い方法

支払い方法は両サービスとも大きな違いはありません。
楽天モバイル
- クレジットカード
- 口座振替
- 楽天ポイント払い
に対応しています。
ahamo
- クレジットカード
- 口座振替
- dポイント払い
が利用可能です。
楽天モバイルがおすすめな人の特徴

楽天モバイルは、データ通信をたくさん使う人や料金を抑えたい人に向いているサービスです。データ容量が実質無制限で利用できる点や、楽天グループのポイント制度と連携できる点などが大きな特徴といえるでしょう。
ここでは、楽天モバイルが特におすすめな人の特徴を紹介します。
データ容量を気にせず使いたい人
スマートフォンで動画視聴やゲーム、テザリングなどを頻繁に利用する人には、楽天モバイルが向いています。
楽天モバイルの料金プランは、データ使用量に応じて料金が変わる仕組みですが、どれだけ通信しても月額料金は最大3,278円までに抑えられます。そのため、大容量通信を行う人でも追加料金を気にせず利用できます。
一方で、ahamoは大盛りオプションを利用することで月110GBまで使えますが、料金は月額4,950円です。110GBを超える通信を行う場合は追加容量を購入する必要があります。
通信量が多い人にとっては、データ容量を気にせず使える楽天モバイルのほうが使いやすいといえるでしょう。
楽天ポイントを効率よく貯めたい人
楽天ポイントを普段から利用している人にも、楽天モバイルはおすすめです。
楽天グループには「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」という仕組みがあり、複数の楽天サービスを利用することで楽天市場でのポイント還元率が上がります。
楽天モバイルを利用すると、楽天市場の買い物時にポイント倍率が最大+4倍になるため、日常的に楽天サービスを使っている人はポイントを効率よく貯めることが可能です。
ただし、ポイント付与には上限があることや、会員ランクによって還元条件が変わる点には注意が必要です。
キャンペーンを活用してお得に契約したい人
キャンペーンを利用してスマホ料金を抑えたい人にも、楽天モバイルは向いています。
楽天モバイルでは、乗り換えや新規契約時のポイント還元、端末購入時の割引など、さまざまな特典が実施されることがあります。タイミングによっては、スマートフォンを通常よりお得に購入できるケースもあるでしょう。
キャンペーン内容は時期によって変わることがあるため、契約前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
ahamoがおすすめな人の特徴

ahamoは、通信の安定性やシンプルな料金プランを重視する人に向いているサービスです。ドコモ回線を利用しているため、通信品質や対応エリアの広さに魅力を感じる人も多いでしょう。
ここでは、ahamoを検討するとよい人の特徴を紹介します。
安定した通信速度を重視する人
通信の安定性を重視する場合は、ahamoを検討する価値があります。
ahamoはドコモの通信回線を利用しているため、全国的に通信エリアが広く、比較的安定した通信が期待できます。基地局数も多く、都市部だけでなく地方でも利用しやすい傾向があります。
利用環境によって速度は変わるものの、通信品質を重視してサービスを選びたい人にはahamoが向いているといえるでしょう。
海外でスマートフォンを使う機会が多い人
海外旅行や出張が多い人にも、ahamoは便利なサービスです。
ahamoでは、海外でも月30GBまで追加料金なしでデータ通信を利用可能です。申し込み手続きも不要で、日本と同じようにスマートフォンを使えるため、海外で通信を利用する機会が多い人にとってはメリットがあります。
楽天モバイルでも国際ローミングに対応していますが、無料で利用できる容量は2GBまでです。2GBを超えると通信速度が制限されるため、海外での利用頻度が高い場合はahamoのほうが使いやすいでしょう。
標準の電話アプリで通話したい人
スマートフォンに標準搭載されている電話アプリを使いたい人にも、ahamoは適しています。
ahamoでは、5分以内の国内通話が無料となっており、特別なアプリを利用しなくても通話が可能です。さらに、月額1,100円のオプションを追加すれば国内通話がかけ放題になります。
楽天モバイルでも通話料金を抑える方法はありますが、無料通話を利用するには専用の通話アプリを使う必要があります。標準の電話アプリで通話したい場合は、ahamoのほうが使いやすいと感じる人もいるでしょう。
楽天モバイルとahamoは併用できる?
楽天モバイルとahamoのどちらにも魅力を感じ、「両方を同時に使えないの?」と考える人もいるかもしれません。結論からいうと、楽天モバイルとahamoはデュアルSIMとして併用することが可能です。ここでは、併用する仕組みや設定方法についてわかりやすく解説します。
デュアルSIMとして併用できる

楽天モバイルとahamoは、デュアルSIM対応のスマートフォンであれば同時に利用できます。
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2つのSIMを設定し、回線を使い分けられる仕組みのことです。これにより、2つの通信サービスのメリットを活かした使い方ができます。
たとえば次のような使い方も可能です。
- データ通信:ahamo(安定したドコモ回線)
- 通話:楽天モバイル(Rakuten Linkで通話無料)
このように設定すれば、通信の安定性と通話料金の節約を両立することもできます。
デュアルSIMの利用方法には主に以下の3種類があります。
- 物理SIM+物理SIM
- 物理SIM+eSIM
- eSIM+eSIM
ただし、どの方法を利用する場合でも、デュアルSIMに対応したスマートフォンが必要です。また、楽天モバイルとahamoの両方に対応している端末でなければ併用できない点にも注意しましょう。
デュアルSIMの申し込み方法

楽天モバイルとahamoをデュアルSIMで利用する場合、特別な申し込み手続きは必要ありません。
基本的には、以下の流れで利用できます。
- 使用予定のスマートフォンが両サービスに対応しているか確認する
- 楽天モバイルとahamoそれぞれに申し込む
- SIMカードまたはeSIMをスマートフォンに設定する
端末の対応状況は、楽天モバイルの「楽天回線対応製品」やahamoの「対応端末一覧」で確認できます。契約前にチェックしておくと安心です。
デュアルSIMの利用方法

SIMカードまたはeSIMの設定が完了したら、次に通信設定を行います。
基本的な流れは次のとおりです。
- スマートフォンにSIMカードを挿入、またはeSIMをインストール
- APN設定を行う
- データ通信・音声通話で使用する回線を選択する
APN設定は、スマートフォンが通信サービスに接続するために必要な設定です。
- iPhone(iOS16以降)
→ 自動設定される場合が多い - 楽天回線対応のAndroid端末
→ 自動設定されるケースが多い
もし自動で設定されない場合は、スマートフォンの「設定」アプリから手動でAPN設定を行います。
設定が完了すれば、用途に応じて回線を使い分けることができます。
たとえば、
- 通話:楽天モバイル
- データ通信:ahamo
という設定にすれば、楽天モバイルの無料通話とドコモ回線の安定した通信を同時に利用できます。
回線の切り替えはスマートフォンのネットワーク設定から簡単に変更できるため、利用シーンに応じて使い分けることも可能です。
楽天モバイルとahamoの比較に関するよくある質問

楽天モバイルやahamoが気になっていても、契約や乗り換えの際に気になる点があると、なかなか手続きを進めにくいものです。ここでは、違約金やSIMカードの扱い、複数回線の利用など、契約前によくある疑問について解説します。
楽天モバイルやahamoへ乗り換えると違約金はかかる?
他社から楽天モバイルやahamoへ乗り換える場合、基本的に違約金は発生しません。
現在は多くの通信事業者で解約金が廃止されており、最低利用期間の制限もないケースが増えています。楽天モバイルとahamoも同様に、いわゆる「2年縛り」がないため、解約時に違約金が発生することはありません。
ただし、乗り換え前の通信会社によっては、契約内容によって解約手数料が設定されている場合があります。トラブルを防ぐためにも、現在利用しているキャリアの契約条件を事前に確認しておくと安心です。
また、スマートフォンの端末代金を分割払いしている場合は、解約後も残りの支払いが継続する点にも注意しておきましょう。
解約後にSIMカードを返却する必要はある?

楽天モバイルとahamoでは、SIMカードの返却は必須ではありません。
楽天モバイルの場合はユーザー側で破棄することが基本ですが、希望する場合は回収先へ郵送することも可能です。ただし、楽天モバイルショップでの返却は受け付けていません。
一方、ahamoではSIMカードの返却先が案内されておらず、基本的には利用者自身で処分します。
SIMカードには個人情報が保存されているわけではないため、そのまま処分しても問題ありません。気になる場合は、ハサミで切ってから廃棄するとより安心です。
楽天モバイルやahamoに2台目割引はある?

楽天モバイルとahamoでは、2回線目の料金が割引されるような「2台目割引」は基本的にありません。
ただし、それぞれ独自のキャンペーンや家族向けの仕組みが用意されています。
楽天モバイルでは、2回線目以降の契約でもキャンペーンが適用されることがあり、条件を満たすと楽天ポイントが付与される特典などが用意されている場合があります。
一方、ahamoでは料金自体が割引されるわけではありませんが、ドコモの家族割引サービスの回線数としてカウントされます。そのため、家族がドコモを利用している場合、家族側の料金に影響するケースがあります。
家族で通信サービスをまとめて利用している場合は、どの回線で割引が適用されるのかを確認しておくとよいでしょう。


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